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[概説] | 軌道要素 | 天球座標 | 天体図 | [適用例] | 旧暦/月の運行軌道 | 国立科学博物館で学ぶ物理学 ホーム |
太陽の周りを回る惑星・彗星や地球の周りを回る月(衛星)・人工衛星などの運行は、近似的にはケプラーの法則に従うので、それらの
運行状態を表すのに、軌道6要素が用いられる。名称・項目は色々あるであるが、
(1)天球座標(赤道座標・黄道座標・銀河座標・地平座標)と相互変換式
<赤経・黄経・銀経・時角は時間で表すのが慣例であるので、計算には角度に変換する必要がある。ie 24h=360°>
(a)赤道座標(赤経α,赤緯δ) → 黄道座標(黄経λ,黄緯β)
(b)赤道座標(赤経α,赤緯δ) → 銀河座標(銀経L,黄緯B)変換式
(c)赤道座標(赤経α,赤緯δ) → 地平座標(方位角 A, 高度 h)
<参考>全天図の合成写真
[T] 軌道要素
軌道形状 @ 軌道長半径(a) A 離心率(e)
軌道面位置・方向 B 昇交点経度(Ω) C 軌道傾斜角(ε)
D 近点離角(ω)
軌道上の位置 E 真近点離角(ξ)
天体の現在の位置を知るには、元期(春分点が移動するため、西暦何年の基準であるかを定めなければならない)における、6要素の値
を得て、元期からの時間経過後の位置として現在値を得る。この間の2体問題以外の天体等による影響(これを摂動という)すなわち
軌道変化を知る必要もあり、永年摂動として各要素ごとに以下のような式を用いて現在の軌道を求める。
<ex>
あとは、真近点離隔を求めれば現在の位置が分かる。
<元期:J2000、d:日数>
[U]天球座標
但し
但し
但し 観測者(東経ξ,北緯η) 時角:H=Θ-α (Θ:地方恒星時)
UT :世界標準時
ΘG0 :UT0時におけるグリニッジ恒星時
<注> 方位角は南から西へ図った角度として、図示・計算式表示を行っている。
北から東方向へ図った角度とも定義される(その場合式中:A→A-π)
天体図例 <図:(x,y)平面、 x軸:横方向 y軸:上方向>
赤道座標からの変換式
<直交座標と極座標>
z>0のみ(x,y)面に表示(星座は左右逆転して見える)
回転する場合は、(x,y,z)→(x',y',z')変換を行い、
(x',y',z')を(x,y,z)と見做し同様に処理する。
赤経0の経線を切り開き、長方形になるように強引に引き延ばす。
(x,y)面で表示(x=0 & y=0 :春分点)
<星座早見表> (左図で地平面と書いた変形楕円を回転
させると、季節 or 時間に対応した
星空が見える)
天の南極に穴を開け、赤道方向から北極方向へ円盤に
なるように強引に引き延ばす。
(x,y)面で表示(x軸はα=0 ie 春分点)
<全天図> (銀河全体図・宇宙背景放射図などはこの手法
で合成写真を作る/ページ最後参照)
銀河座標で表した天球で、銀経180°の経線を切り開き
、経度方向に1/2に圧縮して半球とする。この半球を銀経0
の方向へ円盤になるように強引に引き延ばす。その円盤を
横方向に2倍に伸ばして楕円とする。
赤道座標(α,δ)を銀河座標(L,B)に変換
(x,y)面で表示
地平座標で表した天球で、高度−90°(ie 地球中心方向)に
穴を開け、水平方向から真上方向へ円盤になるように強引に
引き延ばす。
赤道座標(α,δ)を地上座標(A,h)に変換
h>0のみ(x,y)面で表示(x軸方向:西、y軸方向:北)
地平座標で表した天球で観測方向の反対側に穴を開け、観測
方向(南から西方向へθ)へ円盤になるよう強引に引き延ばす。
赤道座標(α,δ)を地上座標(A,h)に変換
この地平座標を、観測方向地平線を頂点とする天球の
緯度(π/2−δ')・経度(π/2−α')に再変換
y>0 & z<0 のみ(x,y)へ表示
(x軸方向:西側、円形原点:観測方向地平線)
銀河 宇宙背景放射 (関連解説は一般相対性理論・宇宙年齢を参照)
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